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害獣のフンの見分け方:ネズミ・コウモリ・ハクビシンなど5種を比較

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害獣のフン_見分け方

天井の点検口をのぞいたら、黒っぽい小さなフンが落ちていた。

軒下やベランダに、見覚えのないフンがたまっている。

そんなとき、まず気になるのは「何の動物のフンなのか」だと思います。

わが家でも、天井裏にフンが散らばっていたことがあります。

そのときは、フンの大きさと形を見比べて、ネズミだと判断しました。

この記事でわかること

  • 家で見つかる害獣5種のフンの違い(比較表つき)
  • 大きさ・かたさ・落ち方から正体をしぼる手順
  • フンを吸い込まない片付け方と消毒のしかた

見るべき点は「大きさ」「形とかたさ」「落ち方」の3つです。

小さな粒が散らばっていればネズミ、1か所にたまっていればハクビシンやイタチが候補になります。

片付けるときは、乾いたフンを掃除機で吸わないでください。

目次

害獣のフンの一覧:5種類の特徴を比較

家の天井裏や軒下で見つかるフンは、主に次の5種類の動物のものです。

動物大きさ形落ち方
ネズミ4〜20mm米粒〜細長い粒散らばる
コウモリ5〜10mmもろい粒出入り口の下に落ちる
ハクビシンネズミよりずっと大きい棒状ためる
イタチ公的な資料なし公的な資料なしまとめる
アライグマ一定しない泥状〜固形ためない

※ネズミの大きさは殺虫剤メーカー(アース製薬)の解説による目安です。

※コウモリの大きさは東京都ペストコントロール協会の数値です。

見つかりやすい場所も、動物によって違います。

動物よく見つかる場所
ネズミ天井裏、台所、壁ぎわ
コウモリ軒先、屋根の下、ベランダ
ハクビシン天井裏のねぐら
イタチ天井裏
アライグマ天井裏

大きさだけで決めず、形と落ち方をあわせて見ると判断しやすくなります。

3つの手順で正体をしぼる

手順1:大きさを測る

まず、手袋をしてフンの横に定規を置き、長さを測ります。

長さ2cmまでの小さな粒なら、ネズミかコウモリの可能性が高くなります。

ネズミのフンより明らかに太く大きければ、ハクビシンなど中型の動物を疑います。

手順2:かたさを確かめる

小さな粒の場合は、手袋とマスクをつけ、割りばしで軽くつつきます。

ぽろぽろと崩れるならコウモリ、かたくて崩れにくいならネズミが有力です。

コウモリは昆虫を食べるため、フンがもろくなります。

崩すのは1粒だけにして、残りは霧吹きで湿らせてから片付けてください。

手順3:落ち方と場所を見る

最後に、フンがどう落ちているかを見ます。

落ち方考えられる動物
通り道にパラパラ散らばるネズミ
軒先や屋根の下に落ちるコウモリ
天井裏の1か所にたまるハクビシン、イタチ
形の違うフンがあちこちにアライグマ

真下の天井にシミがあるなら、ハクビシンなどのため糞が疑われます。

動物別のフンの特徴

ネズミのフン:小さな粒があちこちに散らばる

家に住み着くネズミは、主にドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの3種です。

アース製薬の解説では、フンの大きさと形の目安が次のように紹介されています。

種類長さの目安形
ドブネズミ10〜20mm太く、まとまる
クマネズミ6〜10mm細長く、散らばる
ハツカネズミ4〜7mm米粒ほどで両端がとがる

※公的な数値は見つからなかったため、メーカーの解説を目安として載せています。

天井裏に住み着きやすいのは、高い所の移動が得意なクマネズミです。

フンは歩きながら落とすので、通り道にそって点々と見つかります。

わが家で見つけたフン

わが家の体験談

駆除業者に1階の天井裏を見てもらうと、長さ約1cmのフンが散乱していました。

細い植物の種のような見た目です。

ネットで各動物のフンと見比べて、ネズミだと判断しました。

長さ約1cmで細長く、散らばっている点は、クマネズミのフンの特徴に近いものでした。

その後、実際にネズミが捕まり、判断が合っていたと確かめられました。

コウモリのフン:もろくて崩れやすい

家に住み着くコウモリは、主にアブラコウモリです。

東京都ペストコントロール協会は、フンの大きさを5〜10mmとしています。

昆虫しか食べないので、ネズミのフンよりもろくなります。

夏に、軒先や屋根の下に落ちていることが多いそうです。

ネズミのフンと大きさが近いため、次の点で見分けます。

  • 軒先や屋根の下など、家の外側の出入り口の下に落ちている
  • 割りばしでつつくと、ぽろぽろと崩れる
  • 夕方に、近くのすき間から小さな影が飛び出す

アブラコウモリは、おおむね11月〜4月ごろに冬眠します。

冬にフンが増えなくても、いなくなったとは限りません。

ハクビシンのフン:棒状で、同じ場所にためる

農林水産省のマニュアルは、ハクビシンのフンを「棒状」と説明しています。

ねぐらなどに、ため糞(同じ場所にまとめてフンをする習性)をします。

天井裏ではフンと尿が1か所にたまり、天井板のシミの原因になります。

国立環境研究所によると、ハクビシンは果実や種子を好んで食べます。

そのため、フンに果物の種が混じることもあるといわれます。

イタチのフン:1か所にまとめ、悪臭が強い

枚方市は、イタチにはフンを1か所にまとめてする習性があると案内しています。

たまったフンと尿の悪臭も、大きな被害の一つです。

フンの形や大きさについては、公的な資料が見当たりませんでした。

イタチかどうかは、においの強さとため方をあわせて見てください。

天井裏から鼻をつく獣のようなにおいがするなら、イタチも候補に入れます。

アライグマのフン:形が一定せず、ためない

農林水産省のマニュアルでは、アライグマのフンは食べた物で形や色が変わります。

泥のようなものから固形のものまで、見た目はばらばらです。

ハクビシンと違い、ため糞はしません。

形のそろわないフンがあちこちにあれば、アライグマの可能性があります。

フンを放置するとどうなる?

病原体を吸い込むおそれがある

厚生労働省は、乾いた糞尿の中の病原体が空気中を漂うことがあると注意しています。

糞尿に直接さわらず、吸い込まず、早めに片付けるのが基本です。

ネズミは、レプトスピラ症やサルモネラ症などを媒介します。

ダニが出てくることがある

豊島区によると、イエダニはネズミがいなくなると人を刺すことがあります。

フンを片付けたあとに体がかゆくなったら、ダニも疑ってください。

コウモリのフンのカビについて

前橋市は、海外でコウモリのフンのカビを吸って発症した例があると案内しています。

一方で、国内でコウモリが直接の原因となった発症例は、今のところないそうです。

吸い込まないよう、片付けは下の手順で行ってください。

フンの安全な片付け方と消毒

用意するもの

  • 使い捨てのゴム手袋やビニール手袋
  • 不織布マスク
  • 霧吹き(水を入れる)
  • ペーパータオルや古布
  • ビニール袋(口を縛れるもの)
  • 消毒用アルコール

手袋は、作業後にそのまま捨てられる使い捨てが便利です。

マスクは、鼻と頬のすき間ができにくいものを選びます。

片付けの手順

  1. 窓を開け、手袋とマスクをつける
  2. フンに霧吹きをかけ、しっかり湿らせる
  3. ペーパータオルでフンを包むように取る
  4. フンと紙をビニール袋に入れ、口を固く縛る
  5. フンがあった場所を消毒用アルコールでふく
  6. 手袋を外して袋に入れ、手をせっけんでよく洗う

ネズミのフンについて、姫路市は掃き掃除や掃除機を避けるよう案内しています。

湿らせてからふき取るのは、ほこりを舞い上げないためです。

ほかの動物のフンでも、同じように吸い込まない片付け方をしてください。

袋に入れたフンは、お住まいの自治体の分別ルールにそって出します。

消毒はどこまで必要?

ネズミのフンについて、東京都の多摩府中保健所は神経質になりすぎなくてよいとしています。

消毒するなら、消毒用アルコールでふき取る程度で足りるそうです。

ただし、台所や食器・調理器具のまわりは、よく洗って消毒してください。

ハクビシンなどの糞尿被害では、小平市や酒田市が屋根裏の消毒をすすめています。

ため糞のように量が多い場合は、自分でふき取るだけでは足りないこともあります。

消毒用アルコールは、スプレーボトル入りなら片手で吹きかけられます。

やってはいけないこと

  • 乾いたフンを掃除機で吸う
  • ほうきで掃き集める
  • 素手でさわる、つまむ
  • 作業したあとに手を洗わずに食事をする

掃除機は、細かいほこりを排気と一緒に部屋にまき散らすおそれがあります。

天井裏のフンは自分で片付けてよい?

天井裏に入るのは危険が多い

点検口から手の届く範囲なら、上の手順で片付けられます。

ただ、天井裏の奥まで入るのはおすすめしません。

  • 天井板は体重を支えられず、踏み抜くおそれがある
  • 暗く狭いので、フンやほこりを吸い込みやすい
  • 断熱材や配線を傷めることがある

わが家では、2階の床をはがし、1階の天井裏を業者に見てもらいました。

自分で捕まえてよい動物か確かめる

フンの正体がわかったら、捕獲してよい動物かを確かめます。

  • 家ネズミ3種:法律の対象外で、自分で捕獲できる
  • ハクビシン・アライグマ・イタチ:原則として許可が必要。扱いは自治体で異なる
  • コウモリ:捕獲や殺傷には常に許可が必要

ネズミ以外の動物は、自分で捕まえる前にお住まいの自治体に確認してください。

業者に頼んだほうがよいケース

  • フンが大量にあり、天井にシミが出ている
  • ハクビシンやイタチ、アライグマのフンらしい
  • 正体がわからず、今も物音が続いている

業者の中には、フンの片付けと消毒まで引き受けるところもあります。

見積もりのときに、清掃と消毒が含まれるかを確認しておいてください。

ネズミだとわかったら

わが家は、フンからネズミと判断し、捕獲は自分で行いました。

わが家の体験談

手袋をして粘着シート型のネズミ捕りを置き、約1か月で捕まりました。その後、再発はしていません。

害獣のフンに関するよくある質問

害獣のフンの画像と見比べても、よくわかりません

フンは、食べた物や古さで色や形が変わります。

画像だけで決めず、長さを測り、落ち方とかたさをあわせて見てください。

物音の時間帯や足音の重さも、判断の助けになります。

屋根裏の動物のフンにさわってしまったら?

すぐにせっけんと流水で手をよく洗ってください。

その後に熱や体調の変化があれば、フンにふれたことを医療機関に伝えて相談してください。

害獣のフンの消毒に、特別な薬剤は必要ですか?

ネズミのフンが少しなら、消毒用アルコールでふき取る程度でよいとされています。

ハクビシンのため糞など量が多い場合は、業者の清掃や消毒も検討してください。

フンを片付けたあと、再発を防ぐ対策は?

動物が出入りしているすき間をふさがないと、またフンが増えます。

ただし、中に動物がいるうちにふさぐと、閉じ込めてしまうので注意してください。

フンがなくなったら、動物はいなくなったと考えてよい?

新しいフンが増えなければ、出ていった可能性はあります。

ただし、コウモリの冬眠のように、季節で一時的に減るだけのこともあります。

片付けたあとも、しばらくは同じ場所に新しいフンが出ないか見てください。

まとめ

  • 天井裏に小さな粒が散らばっていたら、ネズミを疑って粘着シートなどを検討する
  • 軒先や屋根の下に崩れやすい粒が落ちているなら、コウモリの出入り口を探す
  • 天井裏の1か所にたまり、シミやにおいがあるなら、自分で捕まえず業者や自治体に相談する

まずは手袋とマスクをつけ、フンの長さを測って落ち方をメモしてください。

正体がわからないまま物音が続く場合は、調査だけでも業者に頼むと判断が早くなります。

参考にした情報

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