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東京23区の害獣駆除:ハクビシン・ネズミの相談先と業者

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東京23区の害獣駆除

世田谷区や練馬区など23区の住宅地でも、天井裏の足音やフンに悩む家は少なくありません。

「区役所に頼めるのか」「どの課に電話すればいいのか」は、区によって答えが変わります。

この記事でわかることは次の3つです。

  • 23区で多い害獣と、都内で被害が続く背景
  • 15区のハクビシン・アライグマ対応とネズミの相談先(一覧表)
  • 区で対応してもらえないときの選択肢

ハクビシン・アライグマは、多くの区が委託業者によるわなの設置をしています。一方、ネズミを区が駆除する例は見つかりませんでした。

屋根裏まで対応するか、費用がかかるかは区ごとに違います。表で自分の区を確かめてから電話すると、話が早く進みます。

目次

東京23区で多い害獣と、都内で被害が続く理由

ハクビシン:区部のほぼ全域にいる

東京都環境局は、ハクビシンが多摩地域だけでなく区部のほぼ全域に広く分布しているとしています。

屋根裏に住み着くと、同じ場所にフンをためる「ため糞」をします。天井板のシミの原因にもなる習性です。

ハクビシンは特定外来生物ではありません。国の生態系被害防止外来種リストで「重点対策外来種」とされています。

アライグマ:区部でも生息範囲が広がっている

都内のアライグマは多摩地域を中心に増え続けています。東京都環境局によると、最近は区部でも生息範囲が広がっている状況です。

世田谷区は、ハクビシン・アライグマについて「海外から持ち込まれ、野生化」したと説明しています。

アライグマは外来生物法の特定外来生物です。ただし、誰でも自由に捕まえてよいわけではありません。

ネズミ:住宅密集地で相談が多い

家に入り込むのは、クマネズミ・ドブネズミなどの家ネズミです。

東京都多摩府中保健所は、ネズミの相談は10〜11月ごろに増え、3月ごろから減るとしています。寒さに弱く、冬は家の中に入り込むのが特徴です。

東京消防庁の報告には、ネズミが電気配線をかじってショートした火災の例があります。

コウモリ:夏に軒下でフンが見つかる

東京都ペストコントロール協会によると、コウモリのフンは5〜10mmほどです。虫を食べるため、もろく崩れやすいのが特徴です。

夏に軒先や屋根の下にフンが落ちていたら、コウモリを疑います。

都と区で捕獲を進めている

東京都は平成25年に「東京都アライグマ・ハクビシン防除実施計画」を作りました。区市町と連携して捕獲を進めています。

都環境局によると、相談件数は区部・多摩地域ともに年々増加しています。

どの動物か見当がつかないときは、音の時間帯やフンの形が手がかりです。

区ごとの対応一覧

2026年9月30日に、15区の公式ページを確認しました。表はページの記載を編集部で短くまとめたものです。

ページに書かれていない項目は「記載なし」としています。「記載なし」は「対応しない」という意味ではありません。

ハクビシン・アライグマの対応

区相談窓口区の支援屋根裏費用
世田谷区環境保全課委託業者が捕獲器を設置記載なしエサは自己負担
足立区足立保健所 生活衛生課委託業者がわなを設置○(建物の屋内も可)無料(エサ代は自己負担)。封鎖工事に助成あり
江戸川区江戸川保健所 生活衛生課捕獲用のおりを設置×(庭・駐車場のみ)記載なし
大田区環境政策課調査・わな設置・回収記載なし無料
杉並区環境課箱わなの設置(貸出し)記載なしエサ代は自己負担
練馬区環境課 美化啓発係業者が調査しわなを設置○(天井裏・屋根裏)無料
葛飾区環境課 自然環境係業者が箱わなを設置記載なし記載なし
板橋区環境政策課業者が箱わなを設置○(天井裏・屋根裏)エサ以外は区が負担
江東区環境保全課委託業者が対応○(建物内部)記載なし
墨田区環境保全課箱わなで捕獲・処分○(天井などに侵入)負担なし
中野区生活衛生課(保健所)戸建て住宅で捕獲記載なし工事・消毒は自己負担
北区環境政策課調査と箱わな設置○(天井裏)無料
品川区環境課業者に箱わな設置を依頼記載なし(天井裏の被害は窓口へ)記載なし
豊島区環境保全課業者が箱わなを設置○(住宅内)記載なし
目黒区環境保全課箱わなで捕獲・処分○(天井裏など)区が負担

足立区の助成は、侵入口をふさぐ工事費に対するものです。上限は10万円(消費税分を除く)で、工事契約前の申請が条件です。

利用の条件で注意したい点

同じ「わなの設置」でも、使える人や回数に決まりがあります。

区主な条件
江戸川区わなは庭・駐車場の床置きのみ
中野区戸建てのみ。集合住宅・空き家は対象外
江東区居住用の建物の所有者等。毎日見回れない場合は対象外
練馬区1軒につき年度内1回。調査の立ち会い
北区民有地のみ。年度ごとに1回
豊島区年度に1回。設置は最長4週間
世田谷区毎日の見回り。週1回のエサ交換
大田区1日1回以上の見回り。エサの交換
板橋区建物の所有者・管理者の依頼。毎日の見回り
杉並区所有者・管理者の依頼。受付は午前9時〜午後6時

北区・墨田区は、姿を見かけただけでは対象にならないと書いています。天井裏への侵入やフンなど、実際の被害が必要です。

北区と板橋区は、汚れた場所の清掃・消毒や侵入口の補修は区では行わないとしています。

ネズミの相談

ネズミについては、区が駆除する例は見つかりませんでした。相談や助言が中心です。

区窓口区の対応
世田谷区世田谷保健所 生活保健課助言。無料の侵入口チェック(予約制)
練馬区生活衛生課助言。殺そ剤・粘着板の見本配付(11〜4月)
杉並区環境課駆除はしない。駆除方法の説明と業者紹介
大田区生活衛生課専門業者を無料派遣し、侵入口を助言
北区環境政策課ハクビシン等の事業ではネズミは対象外

練馬区は、ネズミの駆除費用の助成はしていないと明記しています。案内先の業者団体は、練馬害虫防除協同組合です。

江戸川区の保健所は、衛生害虫等の駆除はせず、費用の助成もないとしています。ネズミの扱いはページに記載がありませんでした。

ほかの区のネズミ対応は、今回見たページでは確認できませんでした。区の保健所か生活衛生課に問い合わせてください。

区に相談するときの手順

1. 動物の見当をつける

ハクビシン・アライグマは環境系の課、ネズミは保健所系の課が受け持つことが多いです。

中野区・足立区・江戸川区のように、ハクビシンも保健所が受け持つ区もあります。

2. 電話の前にメモをする

次のことを書き出しておくと、聞き漏れを防げます。

  • 持ち家か賃貸か、戸建てか集合住宅か
  • 音がする場所(2階の天井、押し入れの上など)
  • 音がする時間帯(夜10時ごろ、明け方など)
  • フンや天井のシミの有無と場所
  • 姿を見たか、見たならどんな動物か

中野区のように戸建てだけが対象の区があります。建物の種類を最初に伝えると、話がかみ合います。

3. 担当課に聞く

電話では、次の点を確かめます。

  1. 区でわなを設置してもらえるか
  2. 屋根裏(天井裏)にも置けるか
  3. 費用とエサ代の負担
  4. 見回りや立ち会いなど、こちらでやること
  5. 侵入口の封鎖や清掃は誰がするか
  6. 助成金があるか、申請はいつまでか

足立区のように、工事契約の前に申請が要る助成があります。6番は、業者と契約する前に必ず確かめてください。

4. 賃貸なら先に管理会社へ

賃貸なら、区や業者より先に大家さんか管理会社への連絡が先です。中野区は、管理会社がある建物を対象外としています。

区で対応してもらえないときの選択肢

自分で対策する

家ネズミ(ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミ)は鳥獣保護管理法の対象外です。許可なく自分で捕まえられます。

練馬区は、市販の殺そ剤や粘着シートでの対策を案内しています。杉並区の案内も、駆除方法の説明と市販の対策グッズの紹介です。

ハクビシン・アライグマを自分で捕まえるには、原則として許可が必要です。区に確認してから動いてください。

コウモリは狩猟鳥獣ではありません。捕獲には常に許可が要りますが、傷つけずに追い出すことはできます。

屋根に近い高い場所の作業は、転落の危険があります。無理をせず業者に任せる判断も必要です。

業者に頼む

区の事業は、捕獲までが中心です。侵入口の封鎖やフンの清掃・消毒は、自分で手配する区が目立ちます。

区で対応できない場所について、江戸川区などは東京都ペストコントロール協会を相談先に挙げています。

業者なら、追い出しから封鎖、清掃までまとめて頼めます。費用の目安や依頼の流れは、次の記事にまとめました。

見積もりは、2〜3社から取って比べると安心です。

区と業者を同時に進める

区のわなは、予約や見回りの条件があり、すぐに始められないこともあります。

天井のシミが広がっているなど急ぐときは、区と並行して業者の見積もりも取るのが近道です。

世田谷区は、自費で工事を発注する前に複数の見積書を取るよう案内しています。

よくある質問

世田谷区でハクビシンを見つけたら、どこに相談しますか?

世田谷区は環境政策部環境保全課が窓口です。被害のある住宅には、委託した専門業者が捕獲器を設置します。

毎日の見回りと、週1回のエサ交換(エサは自己負担)が条件です。

練馬区のネズミ駆除は区がやってくれますか?

練馬区は、ネズミの駆除や費用の助成はしていません。相談と助言に加え、11〜4月に殺そ剤と粘着板の見本を配っています。

ハクビシン・アライグマは別の課(環境課)が担当です。天井裏の被害なら無料で調査とわなの設置をしています。

江戸川区では屋根裏のハクビシンも捕まえてもらえますか?

江戸川区のわなは、庭や駐車場などの床置きに限られます。屋根裏や床下は、東京都ペストコントロール協会への相談を案内しています。

足立区や大田区でハクビシンが出たら費用はかかりますか?

大田区は、現地調査・わなの設置・回収を無料としています。足立区も、わなの設置は無料です(エサ代は自己負担)。

侵入口をふさぐ工事費は、上限10万円(税抜)まで助成があります。工事の契約前に申請が必要です。

エサ代や清掃の費用は、自己負担になる場合があるので注意が必要です。

杉並区・板橋区・葛飾区でも区にわなを置いてもらえますか?

3区とも、ハクビシンなどの箱わなの設置をしています。板橋区は天井裏・屋根裏の被害を対象と明記し、エサ以外は区が負担します。

杉並区はエサ代が自己負担です。葛飾区は住む人の了解を得て設置するとしています。

まとめ

  • 15区のすべてで、ハクビシン・アライグマのわな設置などの支援を確認できた
  • 屋根裏まで対応する区と、庭だけの区がある。戸建てのみなどの条件もある
  • ネズミは、調べた範囲では区が駆除する例はなく、助言や業者紹介が中心

まず表で自分の区の窓口を確かめ、「屋根裏にも置けるか」を電話で聞いてみてください。封鎖や清掃まで任せたいときは、業者の見積もりを並行して取ると安心です。

参考にした情報

国・東京都の情報

区の公式ページ(2026年9月30日確認)

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