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屋根裏にいる動物は何?住み着く5種類を音・フン・時間帯で見分ける方法

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屋根裏の動物を見分ける方法

夜、布団に入ったとたん、天井裏から「パタパタ」「ドタドタ」と何かが走る音。

「何かいる。でも何がいるのかわからない」という状態は、とても不安ですよね。

わが家でも、ある年の8月、寝ているときに天井裏から小さな動物が走る音がしました。

駆除業者に天井裏を見てもらい、見つかったフンをネットで見比べてネズミだと判断しました。

この記事では、そのとき調べたことと、自分で捕獲した経験を交えて書いています。

住宅の屋根裏に住み着く動物は、主にハクビシン・アライグマ・イタチ・ネズミ・コウモリの5種類です。

「足音の大きさ」「音がする時間帯」「フンの特徴」を確かめれば、多くは正体の目星がつきます。

この記事でわかること

  • 屋根裏に住み着く5種類の動物の特徴と見分け方
  • 姿が見えないときに正体を確かめる方法
  • 正体がわかったあとにやること(自分で対策・市役所・業者)
目次

屋根裏に住み着く動物は主に5種類【早見表】

まずは5種類の特徴を一覧で比べてみましょう。

当てはまりそうな動物がいたら、下の詳しい解説へ進んでください。

動物体の大きさ足音の目安主な活動時間フンの特徴
ハクビシン猫くらいドタドタと重い主に夜同じ場所にまとめてする(ため糞)
アライグマハクビシンより大きいドスドスと重い主に夜(昼に動くことも)形が一定でない。ため糞はしない
イタチ細長く小柄トトトッと素早い主に夜(昼に動くことも)1か所にまとめる。においが強烈
ネズミ小さいカサカサ・パタパタと軽い主に夜(昼に動くことも)4〜20mmほど。あちこちに散らばる
コウモリ手のひらサイズカサカサ・バタバタ日没後に出入り5〜10mmほど。もろく崩れやすい

※足音の聞こえ方は、家の構造や天井の材質によって変わります。

足音はあくまで目安です。最後はフンなどの痕跡で確かめるのが確実です。

3つの質問で正体をしぼり込む

早見表だけでは迷うときは、次の3つの質問で候補をしぼってみてください。

  1. 足音は重いか、軽いか:重ければハクビシンかアライグマ、軽ければイタチ・ネズミ・コウモリ
  2. 音がするのは夜だけか:夜だけならハクビシン、昼間もならイタチ・ネズミ・アライグマ
  3. 日没後に軒下から何かが出ていくか:日が沈んだ直後の出入りなら、コウモリが有力

ちなみに、わが家ではネズミの足音が「パタパタ」と聞こえました。

擬音だけで判断すると、別の動物と勘違いすることもあります。

チャートは目安にとどめ、次に紹介する特徴やフンとあわせて判断してください。

屋根裏にいる動物の特徴と見分け方

ハクビシン:ドタドタと重い足音。同じ場所にフンをためる

ハクビシンは、額から鼻にかけての白い線が目印の動物です。

体は猫くらいの大きさで、屋根裏を歩くとドタドタと重い足音がします。

主に夜に活動し、屋根裏や天井裏をねぐらにします。

いちばんの特徴は「ため糞」です。同じ場所にまとめてフンをする習性のことです。

ため糞をされた場所は、フンや尿がしみこんで天井のシミの原因になります。

なお、ハクビシンは国の「生態系被害防止外来種リスト」で重点対策外来種とされています。

アライグマ:ハクビシンより重い足音。気性が荒く危険

アライグマは、しま模様のしっぽと、目のまわりの黒い模様が特徴です。

ハクビシンより体が大きく、屋根裏ではさらに重い足音がします。

主に夜に活動しますが、条件によっては昼間に動くこともあります。

気性が荒く、近づくとかまれるおそれがあります。見つけても自分で追い払わないでください。

アライグマは、外来生物法で「特定外来生物」に指定されています。

ただし、特定外来生物だからといって、誰でも自由に捕獲してよいわけではありません。捕獲については後ほど説明します。

イタチ:体は小さいが素早い。においが強烈

イタチは、細長い体つきをした小柄な動物。屋根裏ではトトトッと素早く走り回ります。

体が小さいため、わずかなすき間からでも入り込みます。

活動は主に夜ですが、昼間に動くことがあります。

フンを1か所にまとめてする習性があり、そのにおいがとても強烈です。

「天井裏から獣のようなにおいがする」という場合は、イタチを疑ってみてください。

ネズミ:カサカサ・パタパタと軽い音。電線や断熱材をかじる

家に住み着くネズミは、主にドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの3種類です。

中でも天井裏に住み着きやすいのは、高い所の移動が得意なクマネズミです。

足音はカサカサ・パタパタと軽く、「カリカリ」と何かをかじる音がすることもあります。

主に夜に活動しますが、留守中など安全だとわかれば昼間でも動くのが特徴です。

特に注意したいのは、ネズミが電線をかじる被害です。

東京消防庁は、ネズミが天井裏や壁の中の配線をかじってショートし、火災になった事例を報告しています。

コウモリ:日没後に出入りする。軒下にフンが落ちる

家に住み着くコウモリは、主にアブラコウモリ(イエコウモリ)という種類です。

手のひらに乗るほど小さく、屋根と外壁のすき間などから出入りします。

日没後まもなく、巣から飛び出してエサを探しに行きます。

夕方から夜に軒下を観察すれば、出入りする姿を見られるかもしれません。

フンは5〜10mmほどです。昆虫を食べているため、ネズミのフンよりもろい作りです。

指でつぶすと崩れやすいのが見分けるときの特徴です。

なお、アブラコウモリはおおむね11月〜4月ごろに冬眠します。そのため冬は音がしなくなることがあります。

そのほかに考えられる生き物

地域によっては、テンやムササビが屋根裏に入り込むこともあります。

音がごく小さい場合は、ヤモリや鳥、ヘビといった可能性もゼロではありません。

5種類のどれにも当てはまらないときは、次の「正体を確かめる方法」を試してください。

時間帯や鳴き声から正体を見分けるポイント

夜中にドタドタ音がする

真夜中に重い足音がする場合は、ハクビシンかアライグマの可能性が高いです。

どちらも主に夜に活動し、体が大きいため足音が響きます。

昼間や朝方にも音がする

昼間や朝方にも物音がする場合は、イタチ・ネズミ・アライグマが候補になります。

ネズミは、留守中など安全だと判断すれば、昼間でも活動します。

朝方に屋根の上で音がする場合は、鳥の可能性も考えられます。

夕方に何かが出入りしている

日が沈んだ直後に、軒下や屋根のすき間から小さな影が飛び出していく。

そんなときは、コウモリの可能性が高いです。

鳴き声がしない・足音だけのとき

「足音はするのに鳴き声がしないから、動物ではないのでは?」と思う方もいるでしょう。

しかし、屋根裏に住み着く動物の多くは、ふだんはほとんど鳴きません。

鳴き声がしないからといって、「何もいない」とは限らないので注意してください。

季節によっても出やすさが変わる

ネズミは寒さに弱く、秋から冬にかけて暖かい家の中に入り込みます。

そのため、この時期に相談が増えるといわれています。

ただ、わが家で音がしたのは8月でした。

ネズミは一年中家の中に住み着くこともあります。「夏だからネズミではない」とは言い切れません。

また、ハクビシンやアライグマなどは、春から夏の子育ての時期に屋根裏をねぐらにすることがあります。

この時期は、子どもの鳴き声や物音が増えることもあります。

姿が見えないときに正体を確かめる方法

家の外まわりをチェックする

まずは家の外を一周して、動物の出入り口を探すところから始めます。

見る場所は、屋根と外壁のすき間、換気口、壊れた通気口、床下の通気口などです。

穴やこすれた跡、爪あと、足跡がないか確認します。

フン・尿のシミ・においを確認する

正体を見分けるうえで、特に役立つ手がかりがフンです。

わが家の体験談

天井裏で音がしたあと、2階の和室の畳と床板をはがしました。

そこから、駆除業者に1階の天井裏を見てもらいました。

天井裏には、長さ1cmほどの細い植物の種のようなフンが、あちこちに散らばっていました。

ネットで各動物のフンの写真と見比べて、「これはネズミだ」と自分で判断しました。

フンを見るときは、次の点に注目してください。

  • 大きさ:ネズミは4〜20mmほど。コウモリは5〜10mmほど
  • ネズミの種類別の目安:ハツカネズミ4〜7mm、クマネズミ6〜10mm、ドブネズミ10〜20mm
  • 形・かたさ:コウモリのフンはもろく崩れやすい
  • 落ち方:ネズミは散らばる。ハクビシンやイタチは1か所にまとめる

※ネズミのフンの大きさは、殺虫剤メーカーの解説による目安です。

わが家で見つけたフンは、大きさや細長い形がクマネズミのフンの特徴に近いものでした。

ただし、フンの大きさは食べたものや個体によっても変わります。

フンだけで断定せず、音やほかの痕跡とあわせて判断するのが確実です。

また、天井にシミがある場合は、ため糞をするハクビシンなどの尿がしみ出しているのかもしれません。

小麦粉をまいて足跡をとる

動物が通っていそうな場所に小麦粉を薄くまいておくと、翌朝に足跡が残ります。

足跡の大きさや指の数が、動物の種類を推測する手がかりになります。

見守りカメラで撮影する

暗い場所でも撮影できる見守りカメラ(暗視機能つき)を使う方法もあります。

動物の通り道に向けて設置し、姿がはっきり映れば、いちばん確実に正体がわかります。

選ぶときは、暗い場所でも映る暗視機能と、録画できるかどうかを確かめます。

点検口からのぞくときの注意点

天井の点検口から屋根裏をのぞく場合は、必ずマスクと手袋をつけてください。

動物のフンや尿には、病原体が含まれていることがあります。ダニやノミがいることもあります。

フンを素手でさわったり、ほこりを吸い込んだりしないよう注意が必要です。

屋根裏の動物を放置するとどうなる?

「そのうち出ていくだろう」と放置していると、被害はどんどん大きくなります。

  • 天井のシミ・悪臭:フンや尿が天井にしみこみ、シミやにおいの原因になる
  • ダニ・ノミの発生:動物に寄生していたイエダニなどが、室内に出て人を刺すことがある
  • 感染症のリスク:ネズミはレプトスピラ症やサルモネラ症などを媒介することがある
  • 電線や断熱材の被害:ネズミが配線をかじり、火災につながった事例もある
  • 数が増える:屋根裏で子育てをすると、追い出しがさらに難しくなる

正体がはっきりしない場合や、被害が広がっていそうな場合は、早めにプロに調査してもらうと安心です。

正体がわかったら次にやること

自分でできる対策をする

動物の正体がわかったら、まずは自分でできる対策を試す方法もあります。

一般的な流れは、忌避剤で追い出してから侵入口をふさぐ順番です。

忌避剤には、天井裏で使えると表示された燻煙タイプのものもあります。

追い出す前に穴をふさぐと、動物が屋根裏に閉じ込められてしまうので注意してください。

許可なく捕獲できない動物がいる

屋根裏の動物の多くは、「鳥獣保護管理法」という法律で守られています。

野生の鳥や動物は、原則として許可なく捕まえたり傷つけたりできません。

違反すると、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科されることがあります。

ハクビシンやアライグマは、原則として捕獲に許可が必要です。

囲いのある住宅の敷地内などで例外が認められる場合もありますが、扱いは自治体で異なります。

イタチは、許可が必要と考えてください。

ただし、条件や扱いは自治体によって違うので注意が必要です。

コウモリは、捕獲には必ず許可が必要です。

自分で捕まえようと考えている場合は、事前にお住まいの自治体に確認してください。

一方、家に住み着くネズミ(ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミ)は、この法律の対象外です。自分で捕獲してもかまいません。

ただし、野山にいるアカネズミなどの野ネズミは保護の対象です。「ネズミなら何でもOK」ではない点に気をつけてください。

ネズミなら自分で捕獲できる:わが家の体験

わが家では、フンからネズミだと判断したので、捕獲は自分ですることにしました。

わが家の体験談

使ったのは、粘着シートタイプのネズミ捕りです。

ネズミはにおいに敏感だと聞き、人のにおいがつかないよう手袋をして設置しました。

実際に捕まったのは、設置してから約1か月後です。

捕まえたネズミはシートごと回収して処分しました。それ以来、物音はしていません。

約1か月かかった経験から言えるのは、「置けばすぐに捕まるわけではない」ということです。

粘着シートを使う場合は、1か月ほど様子を見るつもりで気長に待ちましょう。

回収するときも、素手でさわらないように注意してください。

粘着シートを選ぶときは、置く場所の広さに合うサイズかを確かめます。

市役所・自治体に相談する

自治体によっては、害獣の相談窓口を設けているところがあります。捕獲用のわなを貸し出すところもあります。

対応は自治体ごとに大きく違うので、まずはお住まいの市役所などに問い合わせてみましょう。

駆除業者に調査・見積もりを依頼する

わが家も、最初は駆除業者に天井裏を見てもらいました。

そのうえで、フンをネットで見比べてネズミと判断し、捕獲は自分ですることにしました。

正体がわからないうちは、自分で天井裏をのぞき込むより、調査だけでもプロに頼むほうが安全です。

駆除業者の中には、無料で現地調査や見積もりをしてくれるところもあります。

調査や見積もりだけ頼み、駆除を任せるかはあとで決めることもできます。まずは気軽に相談してみましょう。

屋根裏の動物に関するよくある質問

マンションや賃貸でも屋根裏に動物が入ることはある?

一戸建てほど多くはありませんが、建物の構造によっては入り込むことがあります。

賃貸住宅の場合は、自分で対処する前に、まず大家さんや管理会社に連絡するのが先です。

雨の日や冬にも音がするのはなぜ?

雨や寒さをしのぐために、屋根裏にこもっていることが考えられます。

特にネズミは寒さに弱いため、秋から冬にかけて家の中に入り込みやすくなります。

猫が屋根裏に入ることはある?

屋根や外壁にすき間がある古い家なら、野良猫が入り込むこともゼロではありません。

ただ、夜中に天井裏から物音がする場合は、ここまでの5種類である可能性のほうが高いでしょう。

屋根裏の動物被害に火災保険は使える?

契約内容によっては、動物に壊された部分の修理費などが補償される場合があります。

ご自身の保険の契約内容を確認するか、保険会社に問い合わせてみてください。

まとめ

  • 屋根裏に住み着く動物は、主にハクビシン・アライグマ・イタチ・ネズミ・コウモリの5種類
  • 足音の大きさ・音がする時間帯・フンの特徴から、多くは正体の目星がつく
  • 放置すると被害が広がる。正体がわからなければ、早めにプロに調査を頼むと安心

わが家のように、天井裏はプロに見てもらい、捕獲は自分でするという方法もあります。

まずは正体を突き止めることから始めてみてください。

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